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貿易実務検定B級 合格体験記


神戸大阪通関貿易教育研究社の貿易実務講座受講生で合格された方の体験記を掲載中です。

今後の学習や講座の受講等の参考にしてください。

令和2年8月受験 貿易実務検定 B級合格
Web試験にて受験   
U.C.さんの合格体験記  50代女性  河内長野市
(貿易実務検定B級受験対策講座受講)
                                              
私の合格体験記

本来、貿易業務に携わっていない私がこの試験について
体験談を書くのはおこがましいのですが、
WEB試験という
新たな試験方法に対して少しでもお役立てできたらと思い
つたない文章ではありますが今回勉強方法とともに記します。

〖受講時の勉強方法〗
●配布される宿題について
・まずは先生から配布される問題はかならず受講した後
次の受講の答え合わせに対応できるように解く。
・時間がないときは問題自体は解けなくても
どんな問題かは一度答え合わせの事前にさらっと目は通す。
・答え合わせの日、かならずその問題は復習する。

●公式テキスト
・テキストは必ず1度は目をすべて通す
 私の場合は実務経験がないため、
 書類に目を触れる機会がなかったので
 テキストに載っていた輸出入の書類すべて目を通しました。
 作成のポイントや注意事項は自分が作成したつもりで?
 と思う部分にはテキストにマーカーを入れました。

●過去問題
過去問題は過去5回分くらいまでやればいいかと思います。
同じ問題は先生のおすすめ通り3回した方がいいです。
私の場合は実務経験がないこともあり+3回分しました。
しかし+3回分となるとさらに時間が必要です。
過去8回分×3回=24回分の過去問題を解くことになります。
過去問題は問題を解く用紙を作成しました。(次シート:PDFファイル)
1回目解いたときに確実に理解して正解できたものは〇、
あやふやな回答したものには△、
間違ったものは×
を問題ごとにつけました。
2回目解いたときも同様に。。。
3回目も同様に解きますが
その後、△と×については自分の弱いところなので
回答解説を含めてノートに書きました。

●弱点ノート
・ノートづくりは3回目を解いた後に作成しますが
 宿題としていただいたプリントも併せて△×分を書きました。
 問題にマーカーしてその箇所を見るという方法もありますが
 私の場合は手を動かして覚えるが性に合っているので
 手間はかかりますがそうしました。
・テキストで表や絵図になっている部分とかで
 △や×に当たる内容はコピーしてノートに貼りました。
 過去問を解くと処理の順序を答えるのがあり、
 それはその時に役立ちました。
 (本試験でも今回手順が出て役立ちました)
・このノートは試験日直前2日前までにすべて目を通しました。
 その中でもなかなか頭に入ってこない内容は
 蛍光マーカーを文書の上から引き、
 その箇所を前日や直前に見直しました。

・ノートづくりに時間も要るためほぼ1カ月前からは
 試験モードで時間捻出です。
 通勤往復(毎日2時間)と帰宅して就寝するまで
 2時間~3時間は時間確保です。
 社会人だと特に時間を作るのは厳しいかと思いますが
 隙間時間を使ってほしいです。
 1日1~2時間は細切れでも忙しくても
 工夫すれば時間はとれると思います。
 自分の取れる時間から大体問題は何問解けるか計算して、
 試験用問題解くカレンダー(普通のカレンダー利用)
 も作成、終わったら消し込むので
 ゲーム感覚ですが達成感もあります。

要するに苦手部分のピックアップです。
そこだけ抽出すれば直前はそこだけ見ればいいので安心します。
決して効率のいいやり方ではないかもしれませんが
体に叩き込むが私にとっては一番の方法でした。

●英語
・得手不得手があると思いますが、
 第3問の単語は過去問題で1度出たら
 もう出ないではなく似たような問題が出る
 可能性があるので答えられなかった問題は覚えるようにしてほしいです。
 私の場合は〇の答えにならなかった
 選択肢自体がわからない単語もあったので
 それを調べてノートに記載しました。
・第1~4問に出てくる単語を覚える
 過去問題の答えには単語を列挙していくれているので
 こちらも理解していない覚えられていないものはのノートに書きました。
 書くことによって頭にイメージとして残りますし、
 英文を読むときに文字を見慣れる訓練にもなります。

・長文
入試試験みたいな感じなので苦手とされる方は
正直対策としては日頃からA4サイズ1枚くらい
タイプ打ちされた量くらいの英文
を読むことを続け(制限時間を設けて)、
読解力をつけるようにするしかないのかと思います。
制限時間付きで英語単語がたくさんあるを見て迫力負けして
茫然と固まって問題が解けない可能性があるので。。。

〖試験当日・本番〗
●試験対応時間
  貿易実務・マーケティング
  休憩 
  貿易英語

検定協会から開始時間に一斉に始めると
システムが混雑して固まったりする可能性があるため
できれば開始時間をずらしてほしいとの指示がありその通りにしました。
実務とマーケティングは引き続きの試験ですが、
英語は1時間ほど時間を空けて臨みました。
その休憩時間にランチを食べました。
自宅自室での受験でしたので自分で時間調整がWEBの場合はできます。

実務・マーケティングと英語の時間は
気分転換に空けた方が私はよかったです。
(後述あり)

 
●貿易実務
過去問題を3度解けば本当に大丈夫です。
過去問題と全く同じ問題もありました。
過去から見てもかならず出ているのは
インコタームズ、ディスクレ、外国為替相場です。
外国為替相場は先生が教えてくださった一覧が大いに役立ちました。
書類問題は、私が受けた回はラッキーで
一番過去問題によく出ていた書類(荷為替手形)の問題でした。
書類は2種類ですがもう一つは
海外貨物輸送保険で問われている箇所も難しくなくてよかったです。
WEBで初めてということもあり、
やさしい問題にしてくださったのかもしれません。

●マーケティング
第1~3問は過去問題に出た問題もありました。
第4問は毎回新しい内容の時事問題みたいな内容でしたが、
答えに迷ったのは1問のみでした。
マーケティングの対策はテキストを見る、
過去問題を解くだけなのですが過去問題を解く中で自分の中にできる
時事常識?みたいなものが試験前にできたようで
初問題なのになぜか答えがわかりました。
その時の話題になることが問われることが多いので
新聞もしくはネットで最近の時事ニュースは日頃から
見ていた方がいいと思います。
頭の片隅にその内容が残っていて案外解けたりします。
また、地名問題がなくて助かった面も今回はありました。

●英語
・第1問目
 緊張しすぎて時間切れになりました。
 なにせ制限時間がタイマーを押したようにどんどん減っていくため
 時間を気にしながら解かないといけないので焦ってしまいました。
 丁寧に問題を見ていたら時間切れになってしまいました。
 最後の1問が答えられなかったような。。。
 それも緊張で覚えていないくらいでした。
 ただ、問題終了送信ボタンを押すと
 第2問目にいくのですが第1問目で答えている問題までは
 ちゃんとカウントされるようです。

・第2問目
 日本語から合っている英訳を選ぶのですが
 時間がかかるので制限時間8分で3題解くのは結構きついです。
 一応問題も選択肢も目を通しましたが
 先生が対策で教えてくださった3問とも
 すべて同じアルファベットで回答しました。
 第3問目が苦手としていた単語でしたので
 時間と気持ちに余裕を持たせるためです。
 
・第3問目
 第3問に入る前に深呼吸して臨みました。
 苦手としていた第3問ですが
 過去問題を何度も解いたからでしょうか。
 問題が今回は初WEBで簡単にしてくれていたのか、
 すべて答えがちゃんとわかり解けました。
 おかげで第3問は満点取れました。

・第4問目
 長文は・・・
 いままでの紙の問題の場合は回答する前に
 全ての英文をざっと目を通したり、15題とも目を通せますし
 英文の内容と問題が順番になっているので
 1節ごとで英文を読んでいけば第1問と同じ
 ように回答していけるのですがWEBは
 画面で英文をスクロールしなければ全文読めないうえ、
 問題も順番がシャッフルされている、
 1問解かないと次の問題が見れない、
 おまけに25分以内で解かなければならない・・・
 という難問です。
 めちゃ焦ります。。時間が本当にありません。
 前日までにネットでの処理の確認のため、
 試験の協会からシュミレーション問題は解く指示がありますが
 こんな感じで問題出しますを日本語の長文で、
 問題の順番も日本語でシャッフルされているものの触り数問があるのですが
 まさに同じような出題の仕方だったので
 ほんとにシャッフルするの?と思いましたが、
 今後もWEBでするなら同じやり方
 にされるのではと思います。
 英語が得意な人は長文を読んで
 内容をちゃんと理解した上で問題が順番どおりでなくても解けると
 思いますが、そうでない方はいままでと同じわけにはいかないです。
 私は最初10分くらいは頑張って最初から問題解いていたんですが
 英文の該当箇所を探すのに時間がかかり、
 これでは時間切れになり最後まで解けないと思い
 とりあえず、選択肢の問題を読んで
 極端な回答になっていないものを選び順々に全問回答していく
 (その際に手元に準備していた紙に問題番号と回答を同時に記入)
 と最後の送信前確認のため、全問戻れるボタンがあるため、
 改めて回答したものと英語文で該当しそうな箇所を
 スクロールして見比べて当初回答したものと修正必要ないかをしました。
 どうしても英文が難しくて解釈がわからないものは
 とばしてどんどん15問めまで修正が必要ないか確認しました。
 15問めまでして残った時間が2分くらいでした。
 残念ながら問題番号がシャッフルされているので
 後で答え合わせしても照合が難しくて最後の長文は後程の答え合わせは
 できませんでした。
 どんな問題だったか、
 選択肢の内容も覚えていません。
 後から出る解説回答は英文と問題が順番どうりだったかと思います。

〖感想・総評〗
試験が終わったあとはどっと疲れました。
回答解説は当日試験終了制限時間30分後に出るのですが
当日はその後のんびり過ごし2、3日後に答え合わせしました。
貿易実務とマーケティング゙は答を紙に控えれば
答え合わせでき何点取得したか確認できましたが
英語は第2問と第3問以外は覚えていなくて答え合わせできず、
英語のでき次第で合否が決まる感じでしたので
自己採点では五分五分でした。

これは合っていると思うのも第1問と第4問には数問ありましたので
それを考慮して自己採点で220~240点あたりかなと
プラスに考えるようにして合否発表まで過ごしました。
HPで自分の番号を見つけたときはとても嬉しかったです。

この試験は過去の問題も同じように出題されるため
過去問を数回解くことは重要だと思いました。
それがこの試験の問題として出したいところなんだと知るヒントになりました。
先生のおっしゃるとおり、
3回解くとこれ同じ問題やというのが本当に出てきます。

貿易実務・マーケティングは時間が余りますが、
英語は時間かかります。
一旦、実務・マーケティングが終われば違う試験(英語検定)を
受けるみたいに感じたので気持ち新たに気分転換に時間を置く方が
私はおすすめです。
引き続きすぐ英語にとりかかると疲れがあって効率悪いかもしれません。
WEB試験は時間制限が右上画面に表示でしたか
砂時計のようにどんどん残り時間が少なくっていって焦るし緊張するし
集中しないといけないので結構目や肩が疲れていますので
可能であれば目を冷やす、肩を回す運動などして
リラックスされた方がいいかと思います。
なぜかというと英語が時間がほんとに足らないんです。
得意とする人は大丈夫かもですが
そうでもない方はほんとに緊張するし焦るし頭まっしろになりかけます。
私はマウスをクリックする手が震えました。

以上が私の勉強方法と試験体験談です。

長文最後までお読みいただきありがとうございました。

 



☆神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント☆

U.C.さんは弊社で貿易実務検定C級を取得され、C級の試験の時はまだWeb試験ではなく、会場での試験でしたが、その際も余裕をもって合格されてはいましたが、少し間をあけてのB級受験でしたから始めは若干不安もあったようですが、間といっても半年弱程度でしたので、C級の内容もしっかりと覚えていらっしゃってB級講座の受講は全く問題はないように思いました。試験はコロナウイルス影響でWeb試験となり、B級の試験内容よりも、Web試験がどのような試験なのかが一番の問題点だったと思います。ですが、しっかりと準備をされて見事に一度での合格。本当にお疲れ様でした。合格体験記も非常にわかりやすく、今後の方の参考になると思います。特に英語の試験を苦手とする方は多いので、多くの方に役に立つと思います。お書きいただきありがとうございました。この知識を生かして今後も頑張ってください。合格おめでとうございました。




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